夜職しか経験が無いフリーターのO・Hさんが、夜職をしている事を好きな人に言えなくて昼職に転職したそう。
転職してみて、「夜職の女子でも昼職は出来る」と実感した、夜職で培われた「昼職で活かされるような意外な力」とは?一体何だったのでしょうか。
大阪府在住、転職時の年齢は25歳。ミナミのキャバクラで5年勤務。
フリーターとして週3で1日5時間程度勤務。顧客は20名程度で月の売り上げは約30万円。
貯金額(転職資金)は約500万円。転職先は介護系の仕事。
好きな人に言えない後ろめたさから、夜職を辞めて昼職を目指そうと思った
夜の仕事を止めようと思ったきっかけは、今結婚している旦那との出会いでした。
出会ったのはお店ではなく、全く違うところでした。きっかけは省略しますが、お互い惹かれていき、付き合うことになりました。
でも、私は当時キャバクラで夜職しかしていませんでした。夜職のことを好きな人に言えず、旦那には伏せていました。
好きな人に言えない仕事って辛いなと思ったのと、このままではいけないと思い、その後ろめたさから夜職をやめて昼職に着こうと決心したのです。
私についているお客さんはあまり多くなかったのですが、働いている女の子からの信用度が高かったため、退職の相談は良く受けていましたし、なんとなくイメージは出来ていました。
私が最初の働いた動機がお金欲しさであったため、ある程度の貯蓄ができた段階で、いつ止めても良いと思っていたことも理由の1つです。
昼職に転職の意思を連絡した順番と、お店からの反応と引き止め。
お店には、やめる理由は具体的には伝えませんでしたが、一身上の都合でと説明をしました。
退職の相談をした順番は、まずは信頼しているマネージャーです。
そのあとに、フロアマスターなどにマネージャー経由で話をしてもらって、仕事をやめる準備を整えていきました。
しかし、お店からは引き留めがありました。
辞める話をするときに、お店と若干揉めそうになったのです。こちらの退職希望日も明確に伝えていたにも関わらず、ずるずると先送りにもされてしまいました。
こちらとしてはすぐにでも思っていたのですが、なんやかんやと言われて、ずるずるとやめる時期を逸してしまっていたのです。
夜職をすぐにでも辞めたかったけど辞められなかった時に取った行動。そして、退職金の計らい。
お店に告げてから結局、半年程度伸ばされてしまいました。
その間は一人ではあまり接客しないようにして、ヘルプで入ってくれる女の子と一緒に対応をしていました。そうすることで、引き継ぎについてもスムーズに行えると考えたからです。
その後、退職の話が流されそうになった感じがあったので、痺れを切らして、話し合いの場を設けることになりました。
また、退職金についてはマネージャーの計らいもあり、寸志ですが頂くことができました。
私が夜職最終日までに行った準備と、気を付けた事
ご贔屓にしていてくれたお客さんへは、あとに残らないものを前提としたプレゼントを購入しました。
また、指名してくれていたお客さんについては、後任でつく女の子へお客さんの好みなどを伝えて、今後の仕事に支障をきたさないような処置を施していました。
引継ぎ自体は、問題なくこなすことができ、安心して辞めることが出来ました。
昼職に転職するまでの不安。夜職しか経験のないことが不安でした。
お店を辞めたものの、私が転職先で通用するかは?ちゃんと昼の仕事が見つかるかは本当に心配でした。それまで、少しのバイト経験しかなかったため、普通の仕事についたときに私に勤まるのかどうかは非常に不安でした。
お店を辞めたらすぐにでも転職先を見つけるつもりでしたが、なかなか見つからないのが現状でした。次の仕事先を早く見つけないといけないというプレッシャーだけを感じていましたので、焦りだけが募っていました。
私の場合は、早く次の職につかないと旦那にばれてしまうということもありましたので、焦っていました。
昼職への転職先が見つかるまでの就職活動と、転職までの生活費の事
転職先が見つかるまでは約3か月程度かかりました。
それ以上は長引かせることができなかったため、勤務条件よりもまずは働き口にありつくことを優先していました。そこまでの生活費は、キャバクラで貯めた貯金を切り崩していました。
ハローワークなども行きましたが、私が思った場所での働き口がありませんでした。
エージェントを使用しようと思ったときに、偶然知人に仕事を紹介をしてもらうことにより、働き口を確保することができました。
夜職からの昼職に転職、実際どうだったか?
お金については、キャバクラの頃よりも激減してしまいました。
ただし、精神的な負担はキャバクラと全く違いました。心穏やかに仕事につくことができたので、その点については非常に良かったと感じています。
結果、私の場合は勇気を出して昼職に転職して本当に良かったです。
夜職から昼職への転職を希望する人にメッセージ
昼の仕事も夜の仕事もメリットとデメリットがあります。お金の面では間違いなく夜の仕事の方が高いと言えるでしょう。
しかし、昼の仕事は健全度があります。
誰に聞かれてもちゃんと胸張って言える仕事だし、どんな仕事をしていても評価をしてもらえます。
また、自分自身も「全うな仕事をしている!」と感じることもできるでしょうし、仕事によっては感謝されることも非常に多いと感じることもあります。
そう言った、比べられないような事象もたくさんあるのです。
私も自分が転職が出来るのか?勤まるか不安に感じていましたが、夜の仕事をしていたからと言って昼の仕事ができないわけではありませんでした。
ですが、昼職を始めたから気づいたことがあります。
夜職では、知らないうちに人を見る目であったり接客関連のマナーであったり、別の仕事にも活かせる経験が蓄積されていたのです。
あなたも、今まで夜職で働けているのであれば、当たり前のように身についている力があります。
それは自分では気づきませんが、知らず知らずに身についているのです。
その力はあなたが苦労して身に着けた力なので、当然、他の人には備わっていないような経験値とスキルです。
「夜職しかした事が無い」と、昼職を恐れる気持ちは十分わかります。私もそうでしたから(笑)
新しい職場に入るまでは不安だと思いますが、そういった経験は、自分の知らない所でしっかりと身についています。
夜職しかした事が無くても、昼の仕事は十分務まります。もし昼の仕事に就きたいと思い立ったのであれば、自信をもって次の仕事にチャレンジして欲しいと思います。

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